久々

超久々の更新!
いろいろ形になったので諸々ご紹介。

先月はDippin’ @organ barの8周年に呼んでもらって、
良い雰囲気の中でここ最近ではベストなDJが出来てすごく楽しかった!
新曲の反応が良かったのも嬉しかったなー。

あとはドイツのDJ Oonopsに誘われて、Brooklyn RadioのMixcloudに参戦。
OonopsとBoca45とのスリーウェイ。
各種タグのチャートでは1位、総合チャートでも四つ打ち勢に善戦して3位に。
再生回数もついに10,000回越え!これも嬉しい!!

Oonops Drops – California Soul 2 by Brooklyn Radio on Mixcloud

このミックスでは新曲3曲を収録しているので、是非試聴を!

そしてThe Spandettesを迎えた新曲もプレス業者へ各種データの納品が完了。
テストプレスも届いて、発売は12月中旬になる見込み。
※11月末予定からずれてしまいました…

最近のSoulとFunkのレコードは、カバーか再発ばかりでどうも刺激が少ない。
新しいモノがもっと作られないと裾野は狭まるばかりでシーンは発展しないでしょ。
かと言って新しいモノだからと言ってクオリティを無視して過剰に持ち上げても、
それはそれで衰退の一因になっちゃうよね。

そんな不満への回答を言葉ではなくて曲に出来たのは本当に良かった!
とにかくThe Spandettesが素晴らしい歌を作ってくれた事で、
今までの苦労が報われたと同時に、徹底的に細部まで詰めて曲を仕上げる事ができたし、
これが売れなかったら、もうダメだろ!ってくらいのクオリティになったはず。

後は発売して反応を待つだけというような感じ。
久々の自主リリースはいろいろ予定通りに進まなくて大変だった!
こういう大変な思いをするから愛着が湧くんだと思うし、
次も頑張ろう、もっと頑張らないとみたいな気持ちになるかなー。

さらにその次に発売予定のインストブレイクビーツも完成間近。
それとは別で娯楽要素満載のマッシュアップも作成中でゴザイマス。

発売が楽しみすぎるので、それまでは少しのんびりしようかな。
それでは良い月末を!

着手

曲作りの気分転換にと、そろそろ新しいミックスに着手。
ベタな曲を多めにと思って作り始めたけど、
結局BPM早めなソウルに行ってしまい、戻ってくるのに一苦労。

ベタな旧譜で始まり、最近のリイシューモノに新譜を織り交ぜて、
かつ自作のリエディットを組み込んでなかなか良い感じ。

2015-02-08 21.14.48-2

珍しいレコードは照らして隠す!
3月くらいに公開予定なのでしばしお待ちあれ。

今日は西原さんのDJを見に行き、誉め殺しに合いつつ、
運動不足解消に浅草から家まで歩いて帰ってみた。

20150211asakusa

夕方からは新曲の手直しをしてあっという間に1日が終わってしまった。
最近は休みの日が本当に一瞬で終わってしまう。
世の中の仕事も今週みたいに週4だったらもっと平和な気がするんだけど。

新しいクラウドファンディングのブツも届いたんで、
近々まとめて紹介しやす。

それでは良い週末を!

廃人

先週は無事にイベントを終えて燃え尽き症候群に。

20141116

その前の週が終電でも帰れない日が続いて、
死にかけた状態でイベントの日になり、その後は廃人状態に。

曲を作るどころか、レコードを買う以前に聴く気力すら起こらず、
のんびりとやる気が戻るのを待つこと一週間。
のんびりするとやる気なんて戻る訳ないよね。

グッドタイミングなセールのメールを見てこれしかないと思い、
曲作りにスパイス的な新しいソフトを導入するも使い方がわからず、
やりたいことも中途半端な上に、思った以上にソフトがメモリを食い、
PCを買い換えればやる気が出るなという最悪な結論で連休終了。

何をどういう順番で公開・リリースしていくのが効果的なのかとか、
今はこういう流れだからとかいろいろ考えたけど、考えるよりも、
さっさと作って公開して、リリースしていかないと何も進まないし、
何も変わらないという事に改めて気づいたのが唯一の収穫。

来年はフリー音源、新しいミックス、アナログリリースとアルバムの
順番でいけるかな。アルバムも7〜8曲はほぼ完成してるし。
年末にはロンドンへリベンジに行けたら最高!そんな良いイメージを
しっかりと描いて、一つ一つを確実に前に進めねば。

こんな状態のまま、来月はまたビーツバトル。
新しいソフトが活躍してくれることを祈りつつ、皆さん良い年末を!

Soul On Galaxy 2 mixed by KAZAHAYA

不安定な気温に揺さぶられて気分も定まらず。
そんな中ようやく一つ片付いてスッキリ!
是非ご賞味あれ。

KAZAHAYA – Soul On Galaxy 2

SOUL ON GALAXY 2 – Kazahaya by Breakin Bread on Mixcloud

無事にBreakin’ BreadのMixcloudにアップされて、海外からの評判も上々。
新旧SoulとFunkに加えて、次のアルバム収録予定の新曲、
「Dancing The Night Away」「Give You A Broad Smile 」も収録。
前者を次のアナログのB面、後者は次の次のアナログの予定。
次作のA面の曲を目下仕上げ中。
今年もマイペースで頑張りやす。

入稿

最近は制作がはかどりまくって良い感じ。
ミックスは若干手抜きのジャケも完成して、コンセプトの英文作成も本日入稿。

Soul On Galaxy2 index

後はBreakin’ Bread Radioへのアップを待つのみ。
3月の頭にはアップされるんじゃないかな。
今年中にもう1個くらいミックス作りたいような作りたくないような。

肝心のアルバムというよりまずは次のシングル。
B面の曲はミックスにも収録して既にミックスダウン手前までは完成。
A面の曲もほぼ仕上がって、あとは声ネタを乗せたいなと。
乗せなくてもいいかなとも思うんだけど、もう一捻り加えたい。

もう一曲はコラボを想定してRAPを乗せるイメージで制作andコラボ進行中。
8割方仕上がっててインストでもバッチリ。
ストリングス、ピアノ、フルートと素晴らしい組み合わせのネタだけに、
哀愁漂う感じのインストとしてアルバムの最後を飾る予定。
RAPが乗ると、それはまた違った思い入れのある曲になるからなんとか実現したい。

直近の2曲がすごく良かったために、最初に作った2曲はお蔵入り。
iTunesで何回も聴いてて、ちょっと飛ばしたいなと思っちゃったらダメだね。
結局合計5曲のままだけど、クオリティが上がったので良しとしなくては。

そんな感じで最近はほとんど家で制作モード。
ミックスがアップされて、シングルリリースまで行けば一段落。
そこから一気にアルバムを仕上げて、もう1個ミックスをってのが理想的。

一応年末までのイメージを漠然としながらも持ちつつ、
毎年言ってるけど今年こそはいろいろ仕掛けていきたい。

それでは良い週末を!

In London

今回の挑戦は残念な結果だった。
アンラッキーだと励まされたけど、自分的にはいろいろと考えさせられたし、
とにかく悔しかった。

まずアンラッキーだったことは、フロアが2つあって、
俺はセカンドフロアでDJプレミアと同じ時間だったこと。

当たり前だけどプレミアのプレイが始まったら、セカンドフロアに居た人が続々とメインフロアに行ってしまった。メインフロアが混み過ぎて、セカンドフロアに少しは人が流れて来るかと思ったけど、踊りに来てるんじゃなくてそもそもみんなプレミア見に来てんだからそんなわけなかった。

加えて左のターンテーブルのアームの調子が悪くて、普通の音量で針飛びしまくる。
針を変えてもセッティングをいくらいじっても最後まで直らず、途中からは頭出しもほとんどできない、ミックスしてる最中に針が飛んじゃって繋げない、おまけに勝手にループし始めると、やりたいことが何も出来ずに収集がつかなくなった。

フロアから少しずつ人がいなくなる中で、やりたいことも出来ずにさらに人が減っていく。
この悪循環の流れを変えようにも何をかけても反応が薄い。俺の前のDJがヒップハウスをかけててマジかよと思ったけど、それで踊ってた人ですら俺がかけるヒップホップでは反応が薄い。

ネタものはさらに反応が悪く、サルソウル系で少し持ち直すも、この辺りからターンテーブルが本格的におかしくなって、勝手にループしたり、針が飛びまくったりで場が完全にしらけちゃった。

後は人がメインフロアに移動していくのを眺めながら、早く終わってくれと思いつつフェードアウトフェードインで自分が好きなソウルとファンクをかけてフィニッシュ。

自分の時間が終わった後に、30分くらい押して始まったらしくやや時間がずれてたプレミアのDJをVIP席から少し見れた。

一曲かけたら、マイクで煽るかスクラッチで煽ってから次の曲へ。
きっとプレミアだから成立する一つの完成形なんだなぁと思いながらも、自分が目指す形はこれじゃないと思った。もうこれはDJというよりショーケースだなと。

ただその時は落ち込みのほうがひどくて、そんな考えは負け惜しみっぽいし、
とにかく今回は自分の実力がなかっただけだと自分に言い聞かせた。
あまりにも自分が描いていたイメージとかけ離れた結果を受け入れ難かった。

結局ほとんど眠れずに、朝から公園でいろいろと考えた。セッティングについては、しっかりとリハをしなかったのが悪い。特にみんなセラートだったから、アナログのセッティングは慎重にやらないといけなかった。

次に自分が目指すDJの完成形について考えてみた。
そこで気づいたことは、自分の曲作りとDJのベクトルが少しずつ乖離していた事を騙し騙しやっていたなと。

曲作りとしては、本当はラップが乗った王道のヒップホップを作りたいんだけど、タイミング的に今はセールスが厳しい。本当に作りたいものが一般的に評価される為に、まずは評価される環境を作らないといけない。

昔はアナログのヒットがその環境を作ってCDのセールスに結び付くこともあったけど、今は状況がだいぶ変わってアナログもCDも売れないからどこから攻めて行けばいいのか正直わからない。

今はどう配信に繋げるかなんだろうなぁとは思えば思うほど、
正直なところラップが乗るヒップホップから攻めるのは難しいと思ってしまう。

そんな思いもあって、今の自分のDJにフィットするBPMが速めのヒップホップ的な作りのインスト曲で、ファンクやソウルへと繋げる曲を作ってた。

でも作ってる最中にやっぱりラップを乗せたい葛藤もあったりして、速やかに制作が進まなかったけど、今回のイベントに出た結果として、曲作りの方向性は自分にとってベストな選択なんだなと改めて思えた。

自分の考えるDJの完成形は、過去と未来を行き来し、旧譜と新譜がお互いを引き立て合うような流れを作ること。これについては今でもブレはない。そこに自分の曲がピークのくるように織り交ぜることで分かり易さとライブ感を強める。

自分がヒップホップから入って、そのネタとなるソウルやファンクやジャズに興味を持って、たくさんの素晴らしい曲に出会えたその感動を、DJプレイという違った形で再現できるような流れをいつも意識している。

その中で元々リンクしてたはずの曲作りとDJプレイに乖離が生じたと思い始めたのは、一昨年くらいからだと思う。

新譜でかけたいと思うヒップホップの曲が減ってきて、そもそも自分の曲もそんなにかけなくなって、バランスが少しずつ悪くなってるのをわかっていながら、流れと言うよりも曲の破壊力に頼ってその場凌ぎのパワープレイで誤魔化していたと思う。

今回のイベントのために作ったミックスはバランスが取れていて、理想的な形に出来ている。

でもDJプレイとなるとお客さんの反応がリアルタイムなこともあるから、反応が薄い曲、特に聞き慣れていないだろう新譜のヒップホップはかなり反応が厳しいことが多いから自然とかける回数が減ってくる。

本当は強い意思を持ってかけ続けないといけないんだけど、そこまで愛情を持てる曲はやはり少ない。

そこを打破出来るヒット曲を自分も含めて作っていかないと、いつまで経っても90年代から先に進めずに、今頑張って一定のクオリティの作品をリリースしてる人達が報われないまま衰退していくだけなんじゃないかと。

ここが海外でも集客力がすごいハウスやテクノとかとヒップホップの大きな違いなんじゃないかと思う。今たいした作品も出してない人達が、このまま持ち上げられ続けてまともな未来があるとは思えない。

だからこそ、世代交代も含めて今の悪い流れを断ち切るには、ヒップホップというベースは残しつつも、少し違った形で一人でも多くの人に聴いて貰える、それでいて踊れる強烈なヒット曲を作ることで、90年代ではなく10年代と言われるくらいの流れを作るしかないと言うのが自分にとっての結論だった。

自分なりに頑張り続けて、なかなか経験出来ないようなことも経験出来て、
なんとなく上手くいってると思ってたけど、そうでもなかったと気付かされた。

いつの間にか勝手に変な使命感を持って、意地でもラップを乗せた楽曲を作り続けないとと思ってたけど、もっと長い目で見て、本当に作りたい曲を聴いてもらえる環境作りからやり直さないといけないなと。

難しいことを考えずに、好きな曲だけ作ってればいいと言う人も居るかもしれないし、DJは楽しければいいと言う人も居ると思う。でもそれじゃあ続かないし、クオリティが上がらない。

俺はもっとHIPHOPがカッコいいと思ってもらえる曲が作りたいし、DJだって盛り上げればいいんじゃなくて、あくまで自分の理想の形で盛り上げたい。

今から約5年前、レコードを送った事がきっかけでお世話になってるBreakin’ Breadには本当に感謝。Skegとも5年越し対面。ロンドンでご飯も御馳走になり、いろいろなところへ連れてってくれて嬉しかった。これからどういう曲を作っていくかの話も出来たし、直接会った事でもっと恩返しがしたいなと思った。

withSkeg

DJもうまくいけば良かったのかも知れないけれど、
深く考えるきっかけになったし、いろんなことが気付けたことは成功するよりも良かったと思う。

もう一つ良かった事は、自分と同じように大好きな事を成し遂げる為にリスクを負って挑戦をしてる人に会い、沢山話を聞いてもらいながら今の環境ややろうとしている事を理解してもらう事で、自分の目標に対してこれからどうしていくべきなのかをしっかりと整理出来たことだと思う。本当に助けられたし有り難かった。

決して大成功ではなかったロンドンだったけど、日本では絶対に得られないものは得たと思うし、もっと成長して結果をだして、またロンドンへリベンジしに行きたい。

一応観光もして来たんで、そんな写真や話はまた今度!
帰りの飛行機の11時間フライトで書いた長文でした。

完成

PBWに先を越されてちょっとあせったけど、向こうは30分、こっちは60分、
構成もバッチリで完成度は自信あり。

mix

アナウンスの通りイベントと連動しての企画だから、Stones Throwの作品多めで、
さらにUKの作品も多めに収録。緩い縛りなだけに、なかなか良い流れが作れた。
ところでPBWは対面したらヘイ!ウルフって呼べばいいのかな。

イベントの趣旨もあって、これまで作ったミックスの中では一番HIPHOPが多い。
特に後半のBPMが早い曲の展開は個人的には一番好きな流れだったりする。
ただ寝るときにチェック聴きしてて、Juiceのイントロが流れると流石に寝付けなかった。

このミックスを聴いてもらえれば、少しはアウェー感も和らぐんじゃないかな。
当日はもう少しFUNKとSOULを多めにしようかと選曲中。
ありきたりの無難な90’sHIPHOPじゃなくて、とにかく自分らしさをアピールしないと。

記念受験じゃないし、こんなチャンスは当分ないだろうから、なんとか次に繋げたい。
むしろ次に繋がらなかった時のショックは凄まじいのではとビビってます。

ミックス作成でHIPHOPばっか聴いてたから、もろにHIPHOPの曲も作成中。
アルバムの曲は5曲作って止まってる…
イベントが終わったら、とりあえず2曲選んでシングルきってもらうかな。
今はあれもこれもであんまり良くない状態かも。

ミックスは今週中にはアップされると思うんでチェックよろ。

▼Breakin Bread
http://www.mixcloud.com/breakinbread/

▼The Doctors Orders
http://www.mixcloud.com/thedoctorsorders/

平日は夜遅くまで仕事して、土日はMPCとProToolsばっかいじってると、
老後が不安になったりもするけど、冗談はさておき一ヶ月は踏ん張りどころなんで、
とにかく集大成として全てをやりきってロンドンへ乗り込むべし。

では良い10月を!

若手

土曜日のイベントも無事終わり、泥酔一歩手前まで酔った。
どうしてこんなに酒が弱くなったんだろうというほど、二日酔いがひどい。
先週は渋谷駅で電車を待ってる間に寝てしまい、乗った電車で乗り過ごす2ヒットコンボ。
半蔵門線は埼玉まで乗り過ごした鬼門なので気をつけねば。
この日は運良く一駅手前で目が覚めて良かった…

今回はイベントの日が変更になり、集客が不安だったものの、
冷房が壊れたんじゃないかというくらいの熱気で、来てくれた皆さんには本当に感謝です。

20130831_01

私は初心に帰り自分の新曲デモチェックを兼ねてオープンのDJをやりつつ、
ビーツバトルの後はラウンジでベタなブラジル物からソウルをスピン。
Elis Regina – In Londonを持っていき、ロンドン行きを執拗にアピール。

そしてビーツバトルは参加者5人で一発勝負。
私は原曲のベースをチョップして組み直し、ファンキーなビートに乗せて、
Daytonaをイメージした全くモテる気配がない曲で挑んだところ、見度に玉砕。
他のみんなが比較的メロディアスな感じだったから、イケるかな…と思ったけど、
ただの勘違いだった模様。

そして今回のチャンピオンは、若手のYabu君!
原曲を組み直してひと味違ったメロディーのループを仕上げて一番の歓声を得ると共に、
優勝商品というか特典を、西原さんことKenichiro Nishiharakaからゲット。

負けちゃって悔しいけど、みんながレベルアップしていくのは良い刺激で、
毎回楽しさが悔しさを上回ってしまう。でも次回はそろそろ引導を渡さそうと。

今回作成した曲はコチラへアップしました!

そしていつも場所を提供してくれているモデラとコクーンに敬礼!

これから本格的に10月の遠征に向けてミックス作成を開始するんで引きこもり継続中。
それでは良い月初を!

挑戦

身内に不幸がありまして、先週はバタバタしており更新を控えました。
今日はビックニュースもあり。

だいぶ告知がギリギリだけど、まずは8月31日のコレ。

20130831
2〜3ヶ月に1回、三茶で行ってるイベントUntited。
第4回目のBattle Of Beatsもやります。
ネタはKenny Burrell – All Mine。

今回はアカペラ指定でいつもよりさらにしんどい。
イベントは来週だけど未だ仕上がらず。

毎回普段使おうと思わないようなネタが指定されてるから、
なんとか締め切り迄に仕上げる為いろいろと新たなギミックが必要になる。
そのおかげで確実にトラックメイキングが進化してる。

今作ってるアルバムにも新しいギミックが多大に貢献中。
毎日磨くスニーカーとスキルってことで、何事も精進あるのみ。

そして、身内の何人かには我慢できず喋っちゃってたけど、
ゲストのメンツが土壇場で代わり、より驚きのメンツへ。

20131019london2
10月19日にロンドンのクラブでのDJが決定!
Breakin’ Breadには本当に感謝。
スペシャルゲストは写真の通りプリモ先生とピーナッツバターウルフ。

このメンツとロンドンで一緒にDJできるなんて考えたこともなかった。
そもそもロンドンでDJってことすら数年前は絶対に有り得なかったからね。
辛抱強く、海外で評価されたいという思いでなんとかここまで辿り着けた。

国内ではさっぱりなのに、なぜここまで頑張れたのか。
それは海外で自分が作った音楽が評価されて、DJをやりたいというのが目標だったから。
ずっとそれだけを目標に頑張ってきて、ようやくゴールに、いやまだゴールポストかな。
ただなんとかペナルティエリアには入った感じ。

アナログの売上は伸びているとはいうけれど、
確実にアナログ市場は縮小していて、200〜300売れればマシなんじゃないかな。
とにかく今は音楽に夢がない。

だから嘘くさいセールスとかじゃなくて、夢があることがしたかった。
本音を言えば、クラブでみんなで楽しくイベントしながらレコードを自慢し合ったり、
酒に酔ってあーでもない、こーでもないとかどうでもいい話をしたり、
そんなことを羨ましいと思った時期もあったわけで。

でも、その先には何もないし、ありきたりな思い出しか残らない。
だから誰にもできない、本当はみんなこういうことがやりたいんだろうってことを
実現しようと思ったら、とにかくそんな時間はなかった。

それだけを目標にひたすら時間を費やして、ようやくそれっぽい形になった。
別に説教をしたいわけじゃなくて、何のコネがなくてもここまで辿り着ける!
ということを示せたんじゃないかな。

個人的にはここでビシッと決めて、新たにUSのコネクションを作り出せるか、
また次回もロンドンでDJをやらせてもらえるか、その両方が今回のミッション。
チャンスは無限にあるわけじゃないからね。

嬉しい反面、このチャンスを絶対にものにしなくては、という緊張感もあって、
いろんなことを考えてしまう。

とにかくベストな自分のプレイをして、何かを手土産に帰ってきます、まだ先だけど。
それでは良い週末を!

刺激

今回は驚くほど長文に。
いいね!とか短文のやり取りは建設的なものを何も生み出さないから文字多目で。
建設的にとかメリットがとか言うと煙たがられることが多々あるけど、
そんなのシカトしてとにかく今日は長文の文字オンリー。

昨日はとある映像へ使用する音楽を作る頼まれ事があって、
その映像の素材的なものを見せてもらいながらの打ち合わせ。

映像のイメージに合いそうなサンプリングソースをいくつか聞いてもらい、
映像の展開に合わせてこんな感じで曲が展開するというような話をして、
概ねイメージが定まったのでその話はあっさりと終了。

そこからは仕事の話に。
どこへ行っても景気の悪い話しか聞かない中で、我慢を続けるよりも、
失うものが少ない自分達はこれまでの経験を生かして、どう攻めていくべきかという話になった。
攻めることで自分達が好きな文化を発展させたいという気持ちがあったから。

根拠のない理想論だけ語って終了みたいなのはまあよくありがちなんだけど、
人とは少し違う経験を活かしたそういう話はなかなか出来ないもので、
お互いに今までやってきた経験が、どういう風に見せると強みになるのか、
どういう形であれば今のニーズに食い込めるのか、また新たなニーズを掘り起こせるか、
継続的なビジネスモデルとして形になりそうなのかというよう感じの話に。

内容的に今は抽象的な形でしか書けないんだけど、
すごく刺激的でありながら、現実離れしている訳でもなく、
ここ最近もやもやとしていて朧げだったイメージが少し形になりそうな気がして、
自分の経験を活かした強みを当て込みながらじっくり考えてみようと思った。

経験を活かした強みを生み出すために一番大切なことは継続することで、
継続し続けるには、少なかろうが他人からの評価がないとモチベーションが保てない。
評価を得るために、作品のクオリティを保たなければならない。

作品のクオリティを保つためには、制作に集中できる環境が必要であり、
制作に集中するには一定水準の生活を保てるようにしなければならないし、
さらにクオリティを上げるには、いろんな形で先行投資も必要だったりする。

これは音楽に限らず仕事も同じだと思う。

今から7年くらい前、
音楽で仕掛けるタイミングを探りながら、とにかく仕事を頑張ってお金を稼いだ。
自分がやりたい音楽が正当な評価をされるのであれば何となく今だろうと思い、
自分のレーベルを立ち上げて、何もわからずただレコードをリリースしようと決めた時は、
リスクを顧みず我武者らに頑張れたし、全てが刺激的で運良く結果もついてきた。

ただ目標のハードルが上がれば上がるほど、継続しながら確実に前へ進むために、
リスクを回避して堅実な選択をするようになってしまい、刺激は少なくなった気がする。

そもそも刺激とは何なのかと考えてみると、新しい事や物に出会い、
そこで得た感情的なものであったり感覚がきっかけで新しい何かが生まれる、
そんな感情や感覚の部分だと思う。

初めて自分の曲がアナログになったことや、国内や海外のチャートで1位になったこと、
海外のレーベルから自分の曲が発売されたことや、海外でDJしたこと。
自分が好きだったミュージシャンと競演できたこともそう。
そういう刺激があったからこそ前に進めたし、継続もできたと思う。

次のアルバムも自分がDJでかけたいという軸はぶらさず新しい曲に挑戦してみたり、
さらなる刺激を求めて、10月にロンドンへDJをしに行く事も決まった。
そこでまた新たな刺激を受けて、次の展開を考えようと思っていたんだけど、
感覚が麻痺してきたのか、次の展開を考えるにはまだ何かが足りない気がしていた。

今回の話はそんな足りなかった部分を埋め合わせると同時に、
数年前と大きく様変わりした音楽業界の中で音楽を作り続けることに対して、
もう少し正面から向き合わなければならないなと思った。

なんでこんなにも長く書いたのかと言うと、
ただ単純に今年一番刺激を受けて、珍しく気持ちが高ぶったという。
それだけです。でもそういうのが一番大切だと思いました。

文字だけって読みづらいね。
ではまた。